腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症と診断されて、
『腰痛や坐骨神経痛(お尻・足の痛み)が長期間取れない方』
『病院で手術を勧められてお悩みの方』
腰部脊柱管狭窄症と診断されて、お悩みの方はご覧ください。
- 病院で腰部脊柱管狭窄症と診断されたが、「手術はまだ早いのでしばらく様子を見ましょう。」と言われてどうしたら良いかわかない。
- 坐骨神経痛(お尻や足のしびれや痛み)を、根本的に改善したい。
- 腰部脊柱管狭窄症からの腰の痛みや坐骨神経痛がきつく、保存療法ではなかなか改善しないので手術を勧められて困っている。
- 以前に腰の手術を受けたが、最近また痛みが再発してきた。
- 痛みをとるには手術しかないと言われたが、なんとか手術に頼らず今の痛みを取りたい。
以上の様な腰部脊柱管狭窄症の痛みや手術についてお悩みの方でも、多くのケースで整体で痛みが改善して楽になる可能性があります。
もしあなたが腰部脊柱管狭窄症の痛みや手術についてのお悩みがあれば、手術を受ける前に是非このページをご覧ください。
※腰部脊柱管狭窄症と診断された腰痛や坐骨神経痛も、軟骨の摩耗や骨の変形が軽度から中程度であれば、整体で十分早期(1~5回程度)に痛みの改善が期待できます。
1、腰部脊柱管狭窄症とは
腰部脊柱管狭窄症とは、背骨の腰の部分(5つの椎骨と椎間板で上からL1~L5・仙骨となる。)の脊柱管が主に老化による変性によって狭くなり、
その中の馬尾神経(坐骨神経につながる)や神経根を圧迫して、腰の痛みやお尻から足先にかけての痛みやしびれ、マヒを引き起こす病気です。
特徴としては
- 主に腰を後ろにそらすと、症状(臀部から足にかけての神経痛やしびれ)が現れる(椎間板ヘルニアでは前にそらすと症状が出る傾向があります。また、どちらでも出る場合はヘルニアと狭窄症が混合していることが考えられます。)
- 間欠破行(かんけつはこう)➡ ある程度の距離を歩くと下肢のしびれや痛みのために歩けなくなり、しばらく止まると楽になるが、またしばらく歩くと症状が繰り返される症状。
- 老化による骨(椎骨)と椎間板の変性の影響が大きいために、50歳以降の中高年に多くみられ、60代・70代と年齢が上がるほど増えていく。
- 進行悪化して重度になり足の指先のしびれや神経痛が慢性化すると大変で、たとえ手術をしても神経痛やしびれの治癒は難しくなる。
- 悪化すると仰向けで寝たり、座っているだけでも足が痛んだりしびれたりする。
- 末期まで悪化すると、排尿・排便障害が起こることがある。(即手術必要)
などが挙げられます(中期から末期でお仕事や生活に支障がでます。)
腰部脊柱管狭窄症の手術のメリットとリスク
『腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン』によると、腰部脊柱管狭窄症の手術をして間欠性跛行の改善は期待できるが、下肢(足)にしびれが残る確率は80%と言われています。
よく、手術を受けて半身不随になったら怖いという方もいますが、半身不随になる確率は少ないそうです。それよりも、手術を受けても、受ける前とまったく症状が変わらないケースや、しばらくは症状が落ち着いていても、数年後に再発するケースの方が現実的には多いそうです。
先のガイドラインでも手術の後4~5年後までは70~80%の方が良い状態を保てても、それ以上になると手術による効果が低下していくいうことが報告されています。
また、一定の確率で合併症や麻酔の問題もあり、術者の力量や病院の設備によって成功率も変わってくるので、整形外科ならどこでもよいという訳にもいかず、腰部手術の実績の豊富な病院を見つける必要があります。
サイト上では腰部脊柱管狭窄症の名医ガイドなどのサイトがいくつもありますが、専門院だけに都心に多い傾向があります。
腰部脊柱管狭窄症の症状に対して整体のできること
基本的に西洋医学では腰痛や坐骨神経痛(臀部・足の神経痛・しびれなど)の症状があり、かつレントゲンやMRIで検査をして画像に『※脊柱管狭窄症の状態』が確認できると、患者さんの腰痛や坐骨神経痛は脊柱管狭窄症が原因と確定されます。
である、に映った画像を見て関節(骨や軟骨)の損傷を中心に手術の有無を考えますので、レントゲンやMRIの画像で脊柱管狭窄症病院で腰部脊柱管狭窄症と診断された場合、の手術を勧められた場合に、どうしても手術が必要なケースもありますが、整体で筋肉を緩めて炎症や疼痛を収めれば、手術を回避しても症状が十分楽になるケースもあります。
神経の背中側にある黄色靭帯が分厚くなったり、椎体と椎体の間にある椎間板が突出してヘルニアとなったり、あるいは骨そのものが変形突出したりすることで脊柱管が狭くなった状態のことを指します。脊柱管が狭窄すると中を走る神経が圧迫されます。
一口に腰部脊柱管狭窄症と言っても進行の程度に個人差があり、手術を回避されたい方は、できるだけ早く痛みを改善して進行悪化を止める必要があります。
脊柱管狭窄症の進行悪化を止める一番のポイントは、狭窄している腰椎周辺の血流障害を取り除き、腰椎周辺の靭帯や筋肉の炎症と虚血性疼痛を改善することです。
なぜならば、患部の血流低下による長期的な炎症が、椎骨と椎間板の変性を進行悪化させている直接原因だからです。(例えばリューマチの場合と原理は同じで、炎症によって手先や手首の関節が変形していき、炎症が止まれば関節の変形も止まります。)
基本的に炎症は、患部の血流障害を改善するとおさまっていきますので、脊柱管狭窄症の改善の一番のポイントは腰椎周辺の血流不足を解消することになります。
腰部脊柱管狭窄症の方のほとんどは、老化によりカチカチに腰回りの筋肉が硬くなっていて、血液の流れが非常に悪い状態になっていますので、この筋肉の硬結を直接緩めていき、腰椎に血液を流し込むことが、脊柱管狭窄症の痛みを改善して進行悪化を止めることに繋がるのです。
そのためにお医者さんは、身体全体の血液の流れを良くする薬や炎症を止める薬を出す訳ですが、私は経験上、整体で直接患部の筋硬結を緩める方がはるかに速く、効果的だと思っています。
西洋医学では、基本的にレントゲンやMRIに映った関節(骨や軟骨)の損傷を中心に手術の有無を考えますので、病院で腰部脊柱管狭窄症の手術を勧められた場合に、どうしても手術が必要なケースもありますが、整体で筋肉を緩めて炎症や疼痛を収めれば、手術を回避しても症状が十分楽になるケースもあります。
ある程度のリスクのある腰部脊柱管狭窄症の手術はあくまで最終手段だと思います。もしあなたが、腰部脊柱管狭窄症からの腰痛や坐骨神経痛の痛みがなかなか取れなかったり、病院で手術を勧めらてお悩みでしたら、手術を受ける前に筋肉を改善する整体を受けてみて、慢性の腰痛や坐骨神経痛の症状がお仕事や日常生活を支障なく行えるくらいにまで楽になれれば、それに越したことはありません(可能性は結構あります。(^◇^))。
また、整体を何度か受けてみてたとえ改善が見込めなかった場合でも、その後で腰部脊柱管狭窄症の手術を決断しても十分間に合いますので、手術でお悩みがありましたら決断をする前に是非一度ご相談いただけれたらと思います。
症例 5 (腰痛・坐骨神経痛)
【患者】 京都府向日市在住 女性 (60代後半) 2016年8月来院
症状
5年ほど前から腰痛と右足にしびれを感じる様になり、整形でMRIの検査をしたところ腰部脊柱管狭窄症からの坐骨神経痛と診断される。それからしばらく整形で牽引を続けたがあまり変化がなく、整骨院や整体を転々としが改善しなかった。
経過と内容
問診では、右腰から太もも外側・アキレス腱に痛みがあり、朝と夕方に痛みが増し、特に寝起きはしばらく痛くて動けないとのこと。触診して、腰部脊柱管狭窄症のポイントである腰椎の3番・4番・5番と仙腸関節の歪みと、それに伴う腰椎周りの筋肉系(脊柱起立筋・梨状筋)のシコリ(筋硬結)の炎症と疼痛が神経痛の直接原因であると考えた。
腰椎と仙腸関節のソフトに矯正をして関節の歪みを整えたところ痛みが半減したので、さらに脊柱起立筋と梨状筋・中殿筋のシコリの血流を改善して緩めたところ、3回目には趣味の水泳が痛みを気にせずできる様になったので、肩こり・背中の痛み・左手の平のしびれも一緒に施術する。7回目にはしびれる日も少なくなり寝起きも動ける様になる。さらに11回目でしびれが消えた。
同時に改善した症状
むち打ち事故の後遺症からの肩こり・背中の痛み・左手の平のしびれ
矯正した主な関節
腰椎4番・5番 仙腸関節・股関節・足関節
緩めたシコリ(筋硬結)
脊柱起立筋(右4番・5番部分)・梨状筋・中殿筋・大腿2頭筋・アキレス腱
考察
典型的な脊柱管狭窄症の慢性化した腰痛と坐骨神経痛である。ただ、まだ坐骨神経痛も臀部と大腿部までで止まっており(悪化進行して足先にまで神経痛が出てしまうと改善が難しくなってくる。)、関節の歪みと関節周りのシコリ(筋硬結)を緩めるていくことで、5年間続いた坐骨神経痛にしては比較的短期で改善を実感された。また、アキレス腱痛は単に筋肉痛であり、筋硬結を緩めることですぐに楽になられた。
改善の喜びの声
※過去に腰部脊柱管狭窄症の手術を受けたが痛みが再発されている方へ。
腰部脊柱管狭窄症の手術を受けても痛みが変わらなかった方や、何年かは楽だったが痛みが再発してきた方は、症状の原因が骨よりも筋肉の問題が大きかったと考えられます。
当院にもそういう方がいらっしゃることがありますが、患部の血流を改善して硬くなった筋肉の緩めることで、症状が楽になるケースが多いです。